お客様の声

中島精機 株式会社

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業務内容:一般産業用精密機械部品、自動車部品の製造・加工業
所在地:埼玉県所沢市松郷151-36
お話:代表取締役 中島 正道 様
現在までの歩みをお聞かせ下さい。
  父である会長が、昭和45年に「歯切り屋」として個人で開業したのがはじまりです。昭和55年に法人成りし、会社組織にしました。私が代表取締役社長に就任したのは、平成7年です。「社長にしてくれ」と父である当時の社長にお願いしました。その時点で、すでに対外的には会社の代表という位置づけで仕事を行っていましたので、面倒のないよう名目上も早く社長として動きたかったのです。
企業経営で大事なものはなんですか。
  「健康・真面目・努力」が私の信条です。私が高校生だった頃、当時の校長先生が説教として説いていた「健康・真面目・努力」という言葉が、今でも強く心に残っており、私の仕事観、人生観になっています。
  言うまでもなく、まずは自分の体の健康管理をしっかり行っています。真面目に努力するということは、お客様に対して約束した納期をしっかり守るということと、品質管理を徹底して、不良品を絶対に出さないということです。納期厳守のため、私は今まで土曜日・日曜日に休んだことはほとんどありません。先日娘の結婚式に、「お父さん、そんなに働いてどうするの?」と言われてしまいました(笑)が、真面目に努力することによって、はじめてお客様との信頼関係が築けるのだと思います。
  私は一生涯、「健康・真面目・努力」を貫きとおしていきたいと思います。
これからの展開についてお聞かせ下さい。
  私が仕事をはじめた頃(昭和47年)は、得意先から休む間もなく仕事が回ってきました。高度成長期の真っ只中で、仕事が追いつかず、いかに多くの量をこなすかということばかり考えていました。しかし、今は中国に製造業の舞台が奪われようとしています。当初は品質面に問題がありましたが、日本の技術が中国へ流出し、「削りもの」の加工技術は、かなり高くなってきています。
  最近当社では、中国で組み立てられた完成品を、再度解体して、部品が正しくセットされているかどうかなどをチェックする検品の請負を開始しました。当社は、自動車部品の製造を行っていますが、例えば、エンジン部分の一部品をすべて分解して、「入っているものが、入っているか」などの再チェックを行うのです。技術は進歩したとはいえども、“品質管理の目”が違うのですね。品質管理も、人間の判断が最終的には必要になるということです。私たちは何千、何万のうち1個の不良も許さない、という目で品質管理を行っています。この辺りのこだわりがまったく違うのですね。
  ただ、それでも国内で生産するよりも総コストを抑えることができるというのですから、中国というのはやはり製造業にとっては相当な脅威であることは間違いありません。
  今後は、部分加工から、図面一枚で完成品をつくりあげる「全加工」に切り替えていくために、更に加工技術を磨き、付加価値の高い仕事の受注をしていきたいと思います。これには、技術と設備が不可欠ですので、生き残りをかけて、人材の教育と育成、新設備の導入に力を注いでいきたいと思います。
書面添付の申告書についてどう思われますか。
  会社設立以来、1回税務調査を受けました。仕訳の仕方などの単なるミスにより、若干の修正をしたことはあります。しかし、現在は毎月1枚1枚の伝票を見ていただいているので、調査も安心して受けられるようになると思います。書面添付の申告書はとてもいいことですね。
インタビューを終えて
   昨年4月にご子息、慶和様が入社され、現在は若手経営者の会にもご参加いただいております。社長としては、多くの人と出会い、たくさんのことを勉強して、将来的には現在の業態にとらわれずに、自分の進むべき道を模索して欲しいとのことでした。お忙しい中インタビューをお引き受けいただきまして、本当にありがとうございました。今後のご発展を心よりお祈りいたします。

関根 威