お客様の声

株式会社 ノバシステム

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業務内容:コンピュータシステム・電子回路の設計、製造及び販売
所在地:所沢市緑町2-7-16 三上ビル2F
お話:代表取締役 椎名 良一 様
現在までの歩みをお聞かせ下さい。
  昭和45年に石川島播磨重工業㈱に入社し、20年間勤務しました。入社15年目に子会社出向という片道切符を受け取りました。工業高等専門学校(工専)卒だった私は、大学卒との歴然としたハンディキャップを感じ、相当なショックを受けましたが、今となってはこれが独立のきっかけになったのだと思います。子会社で5年間勤務の後、平成3年1月に会社を設立しました。設立以来一貫してエレクトロニクス事業を営んでいます。
企業経営で大事なものはなんですか。
  私が企業経営で大事にしていることは2つあります。1つは、仕事を行う上で「後工程は相手にやりやすいように」ということです。このことはISO9000 にもありますが、例えば自社で設計したものを外注先に生産、製造してもらう場合に、その協力会社が徹底的にやりやすいように設計するということです。お金を払うからといって無茶なことをさせるのではなく、自社でできないから頼むのですから、ビジネスパートナーとして対等の立場でお付き合いさせていただきます。後工程を相手にやりやすいようにすることによって、結果的にコスト、品質、納期面で優位に立つことができるようになるのです。
  もう1つは、最近特に感じることですがモノやサービスを適正な価格で提供するということです。適正価格とは、お客様にも十分喜ばれ、弊社においてもきっちり利益を出せる価格だと思います。
  知的所有権をいかに売るかが大切な時代になりました。自社のノウハウを無料で公開したり、技術を安売りすることなく、当社のノウハウや技術力を駆使して、適正価格での提供を心がけていきたいと思います。そのためにはプロジェクト毎の厳密な原価管理も非常に重要ですね。
これからの展開についてお聞かせ下さい。
  社内的にはデザインレビュー(DR)を強化していきます。一つのプロジェクトに対して、その仕事を請けるか請けないか、設計が正しいかどうか、など様々な人間が様々な角度から検証していくということです。物づくりでは予期せぬ仕損じのリカバリーが非常に困難ですので、過去の成功事例にとらわれず、プロジェクト毎にきちんと検証・マニュアル化を進めます。これによって仕損じを限りなく防止していきたいと思います。
  当社の得意分野はエレクトロニクスのハードウェア設計(特にアナログ)ですが、デジタル化の波によりアナログ設計も先細りとなります。今後は得意分野の技術を生かしながら、客先常駐型のサービス展開など、関連するサービス事業も手がけていきたいと思います。
  ホンダ技研に藤沢武夫さんがいたように、私自身も技術屋から脱皮し、経営者になることが今後は特に大事だと思います。売上の入口である価格の設定を、原価管理をしっかり行った上で決定していきたいと思います。
書面添付の申告書についてどう思われますか。
  非常に良い制度だと思います。当社も8年程前に税務調査を受けましたが、丸2日間時間をとられてしまいました。余分な時間をとられることのないよう今後も是非勧めていただきたいと思います。
インタビューを終えて
   今回改めて社長様の事業経営についての考え方と今後の決意をお聞きし、私自身非常に勉強させていただきました。ご多忙中また、インタビュー当日体調を崩されているなか、快くお引き受けいただきまして本当にありがとうございました。貴社の今後のご健勝、ご発展を心からお祈りいたします。

関根 威