お客様の声

有限会社 東和技研

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業務内容:歯科技工業
所在地:東京都立川市高松町3-14-15
お話:代表取締役 田口 登喜勇 様
現在までの歩みをお聞かせ下さい。
  25歳で歯科技工士の資格を取り、その後7年間修行して32歳の時に独立しました。歯科技工業界は、独立すると先ずは一人で始め、その後もあまり規模が大きくなるケースは少なく、全国の技工所の95%以上が従業員3人以下というのが現状です。私は初めから事業を大きくしようと決めていたので、独立開業と同時に従業員を2人雇用しました。その分必死で売上を伸ばし、お陰さまで現在では従業員も18人までになりましが、あの時大きくしようと思わず一人で始めていたら、現在までにはなっていなかったかも知れません。
企業経営で大事なものはなんですか。
  歯科技工の仕事で大事なのは、技術を磨くことと、常に新しい技術を吸収していくことだと思います。やはり勉強熱心でいることが大切です。また、その技術をただの自己満足に終わらせることなく、それを使っていかにお客様に儲かってもらうかが当社の急所だと思います。当社の直接のお客様は歯科医師さんですが、歯医者さんが儲かるにはどうしたら良いか、そのまた先の患者さんがいかに満足するかを常に考えています。やはり歯医者さんが儲かっていないと、うちも儲からないということです。
  そのために当社では、通常の治療などの他に、保険適用外の利益率の高いインプラントやオールセラミックという技術を使用したものを患者さんに利用してもらうよう、歯医者さんにアドバイスもしています。1本30万円以上と高額なインプラントを入れるにはそれ相応の知識と技術力が必要不可欠となりますので、歯医者さんは良いものだと解かっていてもなかなか手が出せないのです。そこで歯医者さんが自信を持って患者さんに勧められるよう全面的にサポートしていきます。時には経験の少ない歯科医さんと一緒に歯科医師が受ける研修会について行ってあげたり、現場に立ち会ってアドバイスもします。
  インプラントはその地域でNo.1の歯医者さんでも月に8本程度しか出ませんので、歯医者さん自体があまり経験を積めませんが、私はこれを月300本以上、年間4,000本以上作り、実際の取り付けの現場にも何度も立ち会っていますので、どんな歯医者さんよりも経験が豊富に積めるのです。歯というのは人それぞれ全く違うものですからちょっとした違いでひどい違和感を感じるものなんです。ですからどうすれば成功するかももちろん大切ですが、「どうすれば失敗しないかを知っている」ということが歯科医さんにとっての絶対的な安心感につながります。極端なことを言うと成功例はどうでもいいんです。
  私の強みは「失敗した例をいくつも持っている」ことなんです。私は開業当初から新しい技術がでたら、「ダメだ」「できない」と思わず、すべて試してきました。こうした長年の経験があるお陰で、歯医者さんが躊躇してなかなか手を出せない新しい技術も堂々とアドバイスできる。そうすると、そのうち歯医者さんの方から「何かない?」ときいてくるようになってきます。こうなれば、もううちに対しての値段の交渉もないし、歯医者さんもうちも良い状態になるのです。裏を返せば「人がやっていることはやらない」ということです。
これからの展開についてお聞かせ下さい。
  いま持っている技術力だけは維持していきたいと思います。やはりお客様から評価されなくなったらおしまいです。幸い私の「人と会うのが好き」という性格が功を奏し、業界で著名な方はほとんど知っていますので、常に世界最先端の情報が私のもとに集まってきます。そうすることで歯科技工のみならず歯科医業界の先手先手を取っていきたいと思っています。
インタビューを終えて
   徹底して学ぶこと、努力し続けることを実践されている田口社長でした。色を出すための筆も業界用の既製品は一切使わず、毎週のように都内の画材専門店に足を運ぶなど、道具へのこだわりも徹底しています。 最近では芸能人が美容のためにインプラントを入れるのが当り前になっているようですが、数々の超有名芸能人の立会いをした等、歯科医師からの信頼は相当高いようです。インタビュー中に「この仕事が好きなんです。」とおっしゃっていましたが、究め続ける田口社長の情熱を強く感じました。お忙しい中、快くインタビューに応じていただき、有難うございました。

関根克未