- H30.4の推薦する言葉
- 自分の長所を誇ろう、そして活かそう!
丹下 優子- 任天堂の前社長 岩田聡社長は、“労力の割に周りが認めてくれることが、きっとあなたに向いていること”と言っています。人は苦労して何かを身に付けると、それにすごい価値があると思い込みたくなりますが、逆に自分が比較的簡単にできることは軽視しがちです。でも実は自分は何気なくやっているけど他の人は結構苦労してるものがあって、それこそが本物のスキルだということです。
何が自分に向いていて、何をすれば周囲に認めてもらえるかを一生懸命探し行動すれば、必ず仕事のチャンスはくるし、そういう人のところに運も巡ってくるのではないでしょうか。
自分の長所を、まず自分くらいは誇ってあげましょう笑
- 商売をするうえで重要なのは道徳を守る事
工藤 正悟- 渋沢栄一が言った言葉です。
現代の事例でいうと、ワタミは社員の過労死をきっかけに業績を落としました。決して本業である食べ物で評判を落としたわけではありません。
アックスコンサルティングという会社は、社長のプライベートの悪評のネット記事を削除するために年間100万円以上のお金を費やしています。
いずれの会社も本業では無い部分で道徳を犯し、会社の業績を下げています。
自分達の価値は社会が決めるものです。本業かどうかに関わらず会社への評価が下されます。
本業も、本業以外の行動も軽率にしてはいけません。成すこと全てにおいて道徳を守る姿勢が大事です。
- 仕事を【爆速で終える人】は何をしているのか?
幕内 彩乃- 複数の仕事を抱えているにもかかわらず、新しい仕事が飛び込んできたとします。今の仕事のメドがついてからでいいよと言われたのを幸いに、新しい仕事を一旦横に置き、今やっている仕事をとにかく片づけてしまおうと考えがちですが、実はこれはNGです。生産性の高い人は違うやり方をしています。
新しい仕事が来たらどんなに忙しくても、とりあえずちょっとだけやってみることが大事で、ちょっとだけやってみてから横におくといいそうです。その理由は4つ。
①難易度が把握できる②内容を正確に理解できる
③裏で準備を進めることができる④情報への受信感度が高まる
いざ本格的に仕事を始めるにあたって、早めの対処が必要不可欠です。
- 「問い」を持って生きろ
江原 智恵子- その人が「どのような問いをもって生きているか」を見れば、その人の人生が見えてくるそうです。問いをもっているということは、そこに問題意識があるということです。私たちは「問い」と「答え」をセットのように考えていて、どちらかというと「答え」の方を重視していると思います。しかし、「問い」の方に重点を置いて考えてみると、また違った面が見えてきます。その一つは「問わなければ答えはない」ということです。そして問いのレベルに応じて答えのレベルが決まるということです。よい問いにはすでに答えが含まれているということがあります。例えば、あなたはもうすぐ死ぬとわかったら何に後悔するかという問いは、ある程度答えを予想しているだけでなく、今からどうすべきかということまで示唆しています。このような問いは問うだけで人を動かすことになります。あなたはどのような人間になりたいか、どのような人間になりたくないかという問いに真剣に答えようとすると人生は変わっていきます。しかもその問いには必ずしも答えは必要ないのです。「問う」ということが大事なのです。よい問いは、ときに答えより大事なのです。
「問い」を持って生きることで自分の未来を切り拓いていきましょう。
- H30.3の推薦する言葉
- 選んだ過去を過少評価するな、選ばなかった未来を過大評価するな
石原 あい- 自分が選んできた過去というのは、良い経験も悪い経験も全ての経験が今の自分というものを作り上げています。経験というのは、時間が与えてくれるものではありません。経験とは、経過した時間ではなくて、自ら足を踏み出した歩数によってカウントされるものだと言います。自らが小さな勇気を振り絞り、自らの意思で一歩前へ踏み出した、この小さな選択の積み重ねは、その時点ではベストだと思って選択したはずです。それ以外に良い選択肢など存在しなかった、過去の選択は全て正解という事になります。その一方で、人は、自分が選択しなかった未来をとにかく美化しがちなんだそうです。 では、選ばなかった先には何があるのか。
その道には何もありません。実際にはその道を選んでいないのだから何も存在していないことになります。根拠のない仮定と現実は比べようがありません。道が無ければその先に展開される人生は存在していないのです。選んだ瞬間から選んだ方の先にしか道は伸びていかない、といことです。
- 150%の準備で110%の結果を
土肥 宏行- 本番で結果を出すには、それまでの準備が大切になります。最も準備している人たちと言えばオリンピックに出る人、目指す人ではないでしょうか。オリンピックの選手であれば4年に1回の大会にピークをもっていかなければなりません。ロシアのフィギュアスケートのメドベージェワとザキトワの二人は大活躍をしていますが、二人のコーチであるトゥトベリゼは準備についてインタビューで答えていました。本番を特別なものとして考えるから、結果が出ない。練習で本番以上のことをやれば、本番が楽になると言っています。練習でザキトワ選手には3回転ジャンプを5連続で跳ばせたりしているのです。これが当たり前になれば確かに本番での3連続ジャンプは簡単に思えるかもしれませんね。
- ダメもとの努力ができるか
柴崎 誠- 「成功することより、成功するまで努力し続けること自体に人生の真の価値がある」という言葉があります。成功するよりも努力する方ほうが大事であり、価値があるという意味です。しかし、その一方で、プロフェッショナル論として、結果がすべての場合があります。プロ野球選手は一軍に上がれないと成績が残せないので、最終的には解雇されてしまいます。評価をされず解雇されるなら、人より努力する意味がないように思えてしまいがちですが、その考え方は全く違います。努力してダメなのと努力しないでダメなのでとでは、結果は同じダメでも全く異なるのです。もっと言うと、努力してダメなら、努力しなければなおさらダメなのです。努力してダメだった場合、心を入れ替えて次に進めます。もっと努力すべきなのか、それとももう限界で、そのまま続けていても価値はないので、方向転換して違うこと、違う道で努力すべきなのかが、見えてきます。
- 思ったが吉日
中澤 正裕- 物事を始めようと思ったら、日にちを選ばず、直ちに取り組んだ方がいいという意味で、思ったことは先延ばしにせず、好機を逃すなという教訓が込められています。関連性のあるもので、ローマ帝国の修辞学者の言葉で、ことを行うのに、いつから始めようかなどと考えている時は既に遅れをとっている。という言葉があります。この二つから考えられるのは思いついたことはその時に取り掛かるべきということです。確かに計画的に物事を進めることも重要であるとは思いますが、その時にひらめいたことはその日が吉日。是非。
- H30.2の推薦する言葉
- アウトプットすることで能力は身に付く
江原 智恵子- 私たちは毎日色々なものをインプットしていていますが、その全てについて完璧に理解している訳ではありません。今朝読んだ新聞について10分間話せと言われてもほとんど話せないと思います。それは、人は自分が理解した分しかアウトプットすることができないからです。学生時代にはテストというアウトプットの機会がありました。テストがなければ、ほとんどと言っていいほど勉強したことを覚えていないかもしれません。社会人になるとテストはなくなりアウトプットの機会も少なくなります。そうするとアウトプットしなくてもいい程度にしか学ばなくなってしまいます。例えば、研修を受けた後に、社内で自分が講師になって指導する場合とレポート1枚提出するのとでは研修を受ける姿勢が全く違います。つまりアウトプット如何でインプットの質が変わってくるのです。せっかく学んだことをしっかりと理解して身につけるためにもアウトプットを意識してインプットすることが大事になります。又、インプットしたものをアウトプットすることではじめて能力に換わると言われます。アウトプットを意識してインプットすること、さらに実際にアウトプットすることで能力が身につくのだと思います。
- 財産以外の資産を蓄える
工藤 正悟- 2017年流行した著書「ライフシフト」より。
今後、人々が100年生きる世の中になります。100年間を満足に過ごすための経済活動をどう行うかという話の中で、財産以外の資産をいつ蓄えるかという話がありました。財産とは、お金、家、土地です。財産以外の資産とは技術、知識、人脈等の稼ぐための手段です。働きながら財産以外の資産を形成するのは時間が足りず難しいようです。65歳以上も働かなくては満足に寿命を全うできなくなる世の中、老後に稼ぐ手段をいつ獲得するかというお話しです。結論がある話ではないですが、自分が今財産を稼ぐのに、財産以外の資産を形成するのにどれぐらい時間を費やしているのか考えてみてはいかがでしょうか。
- 「伝える」ということ
幕内 彩乃- こちらが伝えたと、あちらに伝わったということは違います。
ジャパネットたかたの前社長、高田明さんの話。
頑張って言葉を尽くしてもなかなか思いは伝わりません。ですが誰もがいつの間にかテレビの向こうの高田社長にはいつも引き込まれてしまう、そんな社長が伝え方の師と仰ぐ人物が、室町時代の能の大成者、世阿弥です。
世阿弥は能を演じるにあたり、3つの視点を大事にするべきであると説いています。
1つ目は、自分がお客様を見る視点…【我見】
2つ目は、お客様が自分を見る視点…【離見】
3つ目は、お客様が自分を見ている様子を俯瞰的に見る視点…【離見の見】
と同時に、言葉の重要性だけではなく、非言語の力も活用することが大事だとも。
伝わっているはず…と独りよがりになっていてもだめなんですね。
- 一生懸命に生きる
堺 友樹- 私の母親が亡くなったのは、21年前です。年齢は47歳でした。死因は脳腫瘍、いわゆるガンです。当時、私は17歳・妹は10歳でした。
そして、今年に入って、私の知り合いがガンの治療を始めました。彼は2年ほど前に結婚し、昨年子供も産まれたばかりです。そんな彼のフェイスブックに写真がアップされていますが、現在治療の影響により髪は抜け落ち、毎日ガンと闘っています。
今はガンは治る病気だと言われています。しかし、その治すために本人はとても辛い治療を行う必要があるのも現実です。
彼が無事に治療が終わって戻ってくることを願って、一生懸命に生きるということを私も実践していきたいと思いました。
- H30.1の推薦する言葉
- 9割聞いて1割話す
柴崎 誠- 本当に仕事ができる人は、とにかく人の話を聞きます。なぜだかわかりますか?答えは簡単です。いつも相手の言っていることをできるだけ多く、また正確に掴もうとするからです。話は聞けば聞くほど、情報や問題点を知ることができます。人の言うことを聞かないで自分の話ばかりしていたらどうでしょう?情報量は増えませんし、問題点を詳細かつ正確に把握することができなくなります。そうすれば、一番損をするのは自分です。
そこでコミュニケーションがうまくいく方法として「9対1の法則」を紹介します。通常の打ち合わせや話し合いで使う時間を10割とすると、9割聞いて1割話すことを意味します。つまり、「自分が話す時間よりも9倍人の話を聞く」ということなのです。はっきり言って9割ピッタリでなくてもいいのです。ポイントは、そのくらい徹底して相手の言うことを聞きなさいということなのです。
- 次が大事
土肥 宏行- 人は「良い、悪い」のジャッジを後でしていると思います。例えば競馬好きの人が朝電車にのって競馬場に行ったとします。競馬好きな人が競馬場に行くのは楽しいことですが、大損をしてしまったら移動時間や予想していた時間もさかのぼって「悪い」時間だったと思うかもしれません。その後異性との良い出会いなどあったら、この「悪い」時間も含めて「良い」に書き換えられるのでしょう。つまり次が大事になるのです。「良い」の次にはまた「良い」を期待するもので、その期待に何度応えたかが会社や人のブランド力になるのではないかと思います。
- 感謝の心が高まれば、正比例して幸福感が高まる
中澤 正裕- なぜ感謝することが幸せに繋がるのでしょうか。結論から言うと、態度や姿勢が変わるからです。感謝しながら、人を恨んだり、怒りを感じたり、絶望を感じることはないでしょう。感謝は、そういうものを振り払う効果もあります。普段不満ばかり口にする人が感謝の気持ちを持つ習慣を身に付けたらどうなるでしょうか。表情、言葉、接し方、仕事ぶり、すべてが180度変わるでしょう。もっとも、感謝する習慣を身に付けた人は、見返りを待つことはなく、すでに心の平安という幸せを感じるようになっているでしょう。
- モチベーション?何それ
丹下 優子- 「モチベーションが上がらない・・・」とは日常でよく耳にする言葉です。しかしあるビジネスマンはこういうそうです。「モチベーション?何それ。私の前にあるのは、仕事と越えなければいけない壁だけよ。そんな意味のわからない言葉は私の前では口にしないで」
こう言えるようになりましょうとは言えませんが、たしかに応援しているプロ野球選手が「今日は朝からモチベーションが上がらなかったから全部三振しちゃいました」と言ったらガッカリするでしょう。
どんな仕事をしていてもプロということを意識して、モチベーションが高い低いではなく、常に一定のパフォーマンスを出せるように努力することが第一歩なのかなと思います。